医)操南ファミリークリニック / 横山俊之 院長



「美腸」のお話しは、何も云うことはなくて、完璧です。私個人は、立場上「感染症防御機能」としての「美腸」に、とりわけ、「便秘」予防の重要性に注目したいと思います。

「保護者」とりわけ「母親」の「美腸」意識が、そのまま、「子供へ美腸意識」にもつながると自然で理想的で、「浣腸」を必要としない非常に有効な「便秘」予防になる可能性があると思います。

「便秘になってしまったら、上からではなく、下からの排便誘導が必要」です。小児では、一般的には浣腸が有効です。成人で浣腸処置に抵抗のある方は、最近では「ウォシュレット浣腸」も有効です。

洗浄液の圧を通常よりも上げて、肛門から肛門括約筋を突破させて、肛門管内に洗浄液を貯め、肛門管腔を広げて圧を低下させ、直腸、S状結腸内の便を下方に誘導する方法です。

乳児では哺乳後の排気処置である「げっぷ」や綿棒刺激による排ガスが有効ですが、もちろん、蒸しタオル等による鼻副鼻腔炎の予防が最重要です。

臨床の現場では、不快な浣腸処置は、必要最小限に止めています。しかし、「便秘による高熱や嘔吐、また、著明な腹満による吸気性呼吸困難がある場合」など、やむを得ず施行して、リセットし、その後、便秘の予防処置や治療を勧めています。



今後の切実な課題は「蒸しタオルに代わる鼻副鼻腔炎予防処置」、より「簡便で不快感を伴わない浣腸処置」ですが、容易ではないでしょう。

浣腸処置の目的は、肛門括約筋を緩めることが第一番目、続いて、肛門管腔内を拡張させて、上流の便を肛門側に誘導することです。既に空気で緊張している場合、さらに一旦拡張させて、その反動で蠕動運動を誘導するには、通常の浣腸液量、すなわち、体重X2 mlでは不足のことが多く、3~4倍量になることもしばしばです。

浣腸後も、生活習慣が変わらなければ、再度、便秘に陥りますから、しばらく厳重な管理を必要とします。むしろ、後者の浣腸後の管理が難しいと思われます。小児ばかりでなく、小児の保護者、一般成人でも、発熱を主訴に受診されると、副鼻腔炎・後鼻漏誤飲・腹満・便秘が圧倒的に多いと思います。

「鼻副鼻腔炎・腹満予防」+「美腸」が
「便秘の解消」となることを期待しています。

医)操南ファミリークリニック / 横山俊之 院長
http://www.geocities.jp/ygrkt763/SFC.Home.html

医学博士 / 日本小児科学会専門医
日本小児感染症学会会員 / 日本臨床ウイルス学会会員
国際サイトカイン会議会員




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